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ふさわしさの文法


2018年12月の日本語文法学会で、標題の発表をします。

日本語学の博士課程で落ちこぼれだった自分が、日本語文法学会で発表するのは、とても怖いことです。ですが、日本語教育に関わる中で、複言語として日本語を使用する人たちとs交流を深める中で、自分なりにことばやコミュニケーションに対する気づきがありました。そのことを投げかけてみるのは意義あるかもしれません。例えば以下のようなことです。


純度100%の日本語というのはあるのか?

・・・ない

日本語は誰のものなのか?

・・・少なくとも「ネイティブ」だけのものではない

初級日本語学習者というのは劣った日本語使用者なのか

・・・・劣った使用者ではない。日本語使用に上下はない


「日本語的なコミュニケーションの集まり」というのはあっても、その集まりは人それぞれ。そしてそのコミュニケーションのありかたも、相手が変われば変わり、同じ相手でも状況や気分が変われば変わる。同じコミュニケーションと思っていても、相手の印象や受け止め方も様々。しかし、常に私たちはコミュニケーションに対して最善を尽くそうとするし、相手との快適なコミュニケーションを模索している。そういったことを「ふさわしさ」というなら、「日本語」はそのふさわしさを言語形式に反映させることが好きな言語であり、それが高度にルール化されています。この相手に言うなら、どういう言い方が適切か、たくさんのオプションの中から選びとって産出しています。

そして、そういうところが、日本語教育ではあまり重視されていません。そして、さらに、闇雲に日本語ネイティブに近づけようと教育しています。なので、日本語学習者が知っておくことが大事です。知った知識を使うかどうか、相手との関係を見ながら、自分自身で決められるようになることが大事だと思います。




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